あなたのバストを支える役割を持つ「クーパー靭帯」
きれいなバスト、形の良いバストを保つために絶対に知っておくべきこのクーパー靭帯ですが、
意外にも多くの女性がその存在すら知らないという女性も結構います・・・・
クーパー靭帯は一度切れたり、伸びたりしたら二度と修正できず、若いうちからケアをしっかりする必要があると言われています。
では、実際にクーパー靭帯が切れたり、伸びたりしたら自覚症状はあるんでしょうか?
何か確認や再生方法はあるんでしょうか?
普通の靭帯とクーパー靭帯は違う?
「靭帯」と聞くとたまにサッカーなどのスポーツ関連のニュースの中で
「〇〇選手が靭帯を断裂 完治まで6ヶ月」
みたいなニュースが流れます。ものすごく痛々しい描写で描かれていたり、実際選手の映像とかが流れると苦痛に顔を歪めていていますね。
そう考えると「クーパー靭帯」も同じ靭帯である以上、もし切れたりした時には相当痛かったりするのでしょうか?
よく世間でイメージされる「靭帯」というのは、関節で骨と骨をつなげる役割をしているものを連想させます。本当に強い腱で作られていて、これが切れるとなると歩行も困難になる。
それくらい「靭帯が切れる」ということは大変なことという感じです。
しかし、クーパー靭帯の場合は通常の靭帯とは少し違います。
クーパー靭帯は網の目状になっている!
そもそもクーパー靭帯の役割について解説します。
クーパー靭帯とは…
クーパー靭帯とは胸の中にあり、乳腺組織を支えるためにあります。
クーパー靭帯が切れると垂れ胸の原因になります。
こちらの画像を御覧ください。
(画像引用元:http://xn--cck2b5as2b7b2188d94l.club/)
クーパー靭帯は、通常の靭帯のように強い腱で骨と骨とをつなぎとめている、というわけではなく大胸筋から乳房全体を網の目状に張り巡らされる構造をしています。
例えるならば土の中で根を張る植物のようにです。
無数の細かい靭帯によって構成されているので、切れたかどうかはわかりません。
無数にあるクーパー靭帯の一本が切れたり、伸びたからと言って特に自覚症状も無いし、痛みもないようです。
ただ、そこが厄介で、自覚症状が無いということはいつ切れたか、どれくらい伸びたかがわからないということになります。
一本切れたからバストが途端に垂れ下がるということは無いのですが、一度切れた靭帯については再生・修復が効きません。
なので、一本切れたらその他の靭帯への負担が増してしまうので、その他の靭帯もどんどん切れやすくなってしまうわけです。
クーパー靭帯が切れたかどうかの確認方法は?
クーパー靭帯が切れたり伸びたりした時には本当に確認方法は無いのか?
先程も申し上げたとおり無数の細かい繊維で出来ているものなのでクーパー靭帯のうちの一本が切れても自覚症状も無ければ確認方法もありません。
しいて言えば、クーパー靭帯が切れると胸を支える力が弱くなるので胸が垂れてきてしまい。
自覚症状が無いというのが一番の恐怖だったりするわけですね。
クーパー靭帯を痛める原因と守るために必要な3つのポイント!
切れたら修復されない、自覚症状も無いという以上は日頃の生活の中でしっかりとクーパー靭帯が傷まないようにケアをする他ありません。
これはクーパー靭帯に限らず、どんな病気もそうですが、症状が現れてから対応をするのでは遅いです。
主にクーパー靭帯が切れる原因は…
- 激しい運動でバストが揺れる
- ブラをしている時間が短い
- 睡眠時のバストケアを怠っている
- 妊娠・産後のバストケアを怠っている
このような原因によりクーパー靭帯が切れるとされています。
では、クーパー靭帯を傷めない為に必要なポイントを紹介します。
①大胸筋を鍛える
女性の方で日ごろから筋トレをしている方は少ないかもしれません。最近では筋トレ女子というワードを耳にするので健康意識が高い方は実践しているのです。
そしてこの大胸筋は胸を吊り支える効果とクーパー靭帯を守る役割を持っています。
通常、大胸筋を鍛えるとなると腕立て伏せを連想しますが、もっと簡単な方法があります。
すでにポピュラーになっていますが「合掌のポーズ」です。
- 姿勢を良くして胸の前で合掌
- ひじは肩の高さまで上げて、直角にする
- 息を吐きながら15秒押し合う
1セット5回を1日3回が目安となっています。
腕を押し合うというより、胸の筋肉を使っているという意識で行ってください。
②妊娠・産後のバストケア
妊娠や産後の時期はバストの大きさが2カップや3カップ変わる方もいます。当然、今まで使用していたブラでは小さいので、胎児にも胸にも悪影響です。
逆にブラがきついという理由でノーブラの状態が続くと、クーパー靭帯に負担をかけてしまいます。
ブラジャーは安いものではありませんが、自分の状態に合わせたブラジャーを使いましょう。
もちろん、お腹の赤ちゃんに影響がないように!
③場面に合ったブラジャーをつける
ブラジャーを煩わしい・楽だからという理由でつけない女性も多いです。
とくにスポーツをする女性は間違いなくスポーツブラをつけることをオススメします。
① 意識してブラをつけている時間を長くする
私達のバストは普段から重力の影響で下へ下へと押しやられる影響を受けています。
これを防ぐにはしっかりとサイズのあったブラを着用すること。さらにブラの着用時間を伸ばすことです。
家の中等で「ブラはきついから嫌だ」とあまりブラをつけたがらない女性もいますが
ブラの独特の絞めつけが苦手であれば、ナイトブラをつけてみてください。
通常のブラと比べると締めつけ感は緩和されます。
とにかく意識してブラの着用時間を伸ばしていきましょう。
② 運動の時にはスポブラかさらしを巻く
クーパー靭帯を傷める原因として最も大きいのが激しい運動です。
運動をすると上下左右にバストが揺らされてしまいます。
クーパー靭帯への影響はお察しの通りです。
「でも運動をしないとかえってストレスが・・・」
という方は運動時はスポーツブラやさらしを巻きましょう。
興味深い情報ですが、胸を生業としているグラビアアイドルなどは運動をする際には必ずさらしを巻くという方も結構いるみたいですよ。
平均よりもバストが大きい方であればなおさらですね。
③ 夜のナイトブラは絶対
夜寝ている時にも重力によって下へ下へとバストへのダメージは蓄積されていきます。
この夜の時間帯のケアもバストにとってとっても大事なんです。
ナイトブラを就寝時にしっかりと着用することでかなりクーパー靭帯の伸びたり切れたりするダメージを緩和させることができます。
また、ナイトブラにはなんとバストの補正をしてくれる役割もあります。
バストが外側に向いている、バストの形が良くない女性にとっても効果があります!
まとめ
クーパー靭帯は一度伸びたり、切れたりしたら元に戻りません。
そうならないために、日頃からのケアが大切になってきます。自分の体に合ったブラジャーを選び、シチュエーションに合ったブラジャーを着けるようにしましょう!