妊娠、出産を経験することで女性の体型はとても大きな変化を起こします。
それに合わせて特にバストの方は急激に大きく、張っていくものです。
人によっては2カップ以上も大きくなるようですが、実はその後のバストの状態については悩んでいる方も多く、出産後にはあんなに張っていた垂れ下がってしまい、悩みのタネになってしまう方もいるようです。
今回はそんな産後の悩みのタネである「バストのたるみ」をどのようにすれば改善できるのか?
予防する方法は無いのかどうかについてその方法をご紹介していきたいと思います!
なぜ出産をするとバストは大きくなるのか?
女性が妊娠、出産を開始するとなぜバストは大きくなるのでしょうか?
その理由には「女性ホルモン」が密接に関係しています。
妊娠をするとすぐに赤ちゃんに授乳するために体の変化が始まります。
妊娠前の身体と妊娠後の身体は別物
というくらいに妊娠、出産を経ることで女性の体はものすごい変化を遂げます。
女性ホルモンの代表格としては、エストロゲンとプロゲステロンがあります。
妊娠開始後から出産までをピークにして徐々にこの二つのホルモンの分泌量が上がっていきます。
赤ちゃんを産んで育てるための身体つくりの準備をしているわけですね。
エストロゲンには、乳腺を増やす効果があります。
乳腺は母乳を分泌するための線ですが、これを増やす働きがエストロゲンにはあります。
プロゲステロンには、乳腺を「発達させる」働きがあります。
妊娠が発覚してから乳腺が増加、発達していきますが、そうなるとそれまでの脂肪量ではバストを守るために十分ではなくなります。
その為、乳腺の発達に伴ってバストを包み込むように脂肪が増えていき、これがバストアップに繋がるというわけです。
バストは1割が乳腺、9割が脂肪で出来ているというくらいに大部分を脂肪で覆われています。
1割の乳腺が2割になると、それにともなって9割の脂肪も増えていくことになります。
乳腺が2倍になると脂肪も2倍になる。
なので、妊娠、出産後のバストが女性の人生の中で最も大きくなる時期というのはもっともな話なんですね。
しかし、産後は一気にバストダウンが起きる
しかし、
産後にバストが一気にしぼんでしまった、、
という声もよく聞きます。
中には「赤ちゃんに吸われ尽くしてしまった」という方もいらっしゃいますが、それは全くの誤解です。
産後にバストダウンする理由は先にご紹介した女性ホルモンの分泌量が急激にダウンするからです。
エストロゲン、プロゲステロン等の女性ホルモンの分泌が急激に減少するということはそれに伴う乳腺への働きも減少するということです。
これは、それまで成長していた乳腺が小さくなってしまうということになってしまいます。
その結果、バストダウンという結果になってしまうわけです。
授乳中、産後のバストケアは?
妊娠、授乳中、産後にかけてはこのようにバストに対してかなり急激な変化が起きてしまいます。
ただ、「妊娠した以上しょうがない」と言って諦めてしまうのも勿体無い話です。
ではどうすれば良いのか?
その方法の一つとしては妊娠中、産後に関わらず
バストアップマッサージを定期的に行っていくということが必要です。
産後にバストがたるんでしまうのは妊娠中に大きくなったバストをバストを支える
大胸筋とクーパー靭帯が支えることが難しくなったことが原因の一つとしてあります。
大胸筋が衰えてしまうとクーパー靭帯だけでバストを支えないといけなくなり、
どうしてもバストは下の方に垂れ下がっていってしまうんですね。
なので日頃から大胸筋、クーパー靭帯を妊娠中でもある程度意識してケアをする必要があります。
また、バストを成長させる女性ホルモンの一つであるエストロゲンの
分泌量の減少も理由としては大きいです。
エストロゲン量が減少するとバストの成長がストップしてしまいますからね。
エストロゲンの分泌量を上げる方法として最もポピュラーなのは
「大豆イソフラボン」の摂取ですね。
豆乳、大豆、味噌、納豆、などの大豆製品にはエストロゲンと似た働きをした成分が
含まれています。
これらを摂ることで効率的にエストロゲンの分泌量を増やし、
産後のバストアップにも効果的でしょう。
エストロゲンの分泌量を増やしたらあとは血行を良くし、
リンパの流れをスムーズにすることで、効果的に女性ホルモンを
バストまで循環させることが出来ます。
そのマッサージとして、「ゴッドハンド」の異名を持つ
戸瀬恭子さんのこちらのバストアップ動画が参考になるかと。
よくメディアにも出演されている方ですが、
この動画を見るだけでもだいぶエストロゲンへの
理解が深まると思いますね!